こんにちは。
今回は珍しくサッカーではなく、相撲のことについて書いてみたいと思います。
初場所は、白鵬、稀勢の里の両横綱が途中休場になりました。
稀勢の里は明らかにトレーニング不足ですね。
肩の怪我後、肩の治療に時間を割いているのでしょうか?
下半身が全く使えていません。
鶴竜は4場所連続で休んでしっかり身体を作ってきて2018年初場所の成績につなげています。
稀勢の里も来場所?再来場所までかかっても良いと思うので、しっかりトレーニングして、しっかりとした下半身を作ってきてほしいです。しっかり治せばしっかりとした相撲が取れると思うので、頑張ってほしいです。
さあ、本題の白鵬の問題です。
何か日馬富士の暴行問題から、どんどん話がずれてきてる感じがしますが・・・
- 白鵬の相撲は横綱らしくない
- 張り手、かち上げは横綱がするべきではない
最近はこの2点が特に取り上げられていますね。
貴乃花親方や貴ノ岩はどうしたんだって感じがしますが・・・笑
貴ノ岩には頑張って復活してもらいたいですね。
とりあえず、相撲素人の私からしたら、この2点がどうしてここまで取り上げられて、白鵬が悪者のようになっているのかいまいちわからないので、自分なりに調べてみました。
正直、あまり相撲には詳しくありませんが、今でこそ相撲人気回復みたいなことが記事になったりしてますが、一時相撲人気が落ち込んでいた時期があったと思います。
その時期も相撲の結果は気にして見てましたが、その時に1人気を吐いて頑張っていたのは、まぎれもなく白鵬だったと私は記憶しています。
だから余計に今、白鵬1人がここまで悪者になるのかわかりません。
なので、もし同じ考えを持っている人で興味がある人は読んでみてください。
ちなみにこの記事が一番大事なことが端的に書かれているので、読んでみてください。
http://www.jprime.jp/articles/-/10293
目次
大相撲についての簡単なおさらい
大相撲がどこで行われているか、給料についてとか簡単にまとめてみました。
興行
本場所
- 1月 一月場所(初場所) :国技館
- 3月 三月場所(春場所) :大阪府立体育会館
- 5月 五月場所(夏場所) :国技館
- 7月 七月場所(名古屋場所):愛知県体育館
- 9月 九月場所(秋場所) :国技館
- 11月 十一月場所(九州場所):福岡国際センター
地方巡業:本場所のない時期に力士が地方に行き1日限りの相撲披露を行う。多い時は年間94日間あった。
花相撲:巡業、トーナメント相撲、親善相撲、奉納相撲、引退相撲などのことを言う。
海外公演、海外巡業:これは2013年以降行われていないようです。
力士報酬
年額報酬だけ載せます。
- 横綱 :45,510,000
- 大関 :37,230,000
- 三役(関脇・小結):26,325,000
- 平幕(前頭) :20,586,000
- 十両 :16,221,000
この他にも試合に勝ったらもらえる懸賞金などがあるようです。
額だけ見たら結構もらってるような気がしますが、色々な部分にお金がかかることも多いらしく(着物・食費など)、他のプロスポーツのトップ選手に比べると相当安いと言われています。一年間ほとんどが拘束されていることもあるので、時給換算してしまうと相当安いらしいです。
でもこれでも過去よりはだいぶ改善されているらしいです。
しかも福利厚生がしっかりしていて、収入のない幕下以下の力士でも社会保険に加入できるらしく、その辺は、他のスポーツより充実していますね。
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白鵬のこれまでの記録
ちなみに白鵬のこれまでの記録って知ってますか?
ちょっと調べてみたのでご覧ください。(2017年11月場所終了時:wikipedia参照)
連勝記録
20連勝以上が計9回あり、そのうち最高が63連勝(歴代2位)、2番目の記録で43連勝。30連勝台も4回あります。
ちなみに最高は双葉山の69連勝です。
通算成績
- 通算成績:1064勝220敗73休(101場所)通算勝ち星は歴代1位、勝率.829
- 幕内成績:970勝172敗73休(82場所)幕内勝ち星は歴代1位、勝率.849
- 横綱成績:776勝102敗52休(63場所)横綱勝ち星は歴代1位、勝率.884
最多勝
年間最多勝回数10回(歴代1位)
- 2007年(74勝16敗)
- 2008年(79勝11敗)
- 2009年・2010年(86勝4敗・歴代1位)
- 2011年(66勝9敗)
- 2012年(76勝14敗)
- 2013年(82勝8敗)
- 2014年(81勝9敗)
- 2015年(66勝12敗12休)
- 2017年(56勝9敗25休)
2007年から2015年まで9年連続最多勝はも歴代1位です。
ちなみに2016年は62勝13敗15休
2015年、2017年は休んでいても最多勝獲得・・・
もっと他の力士頑張ってよって思う感じもしますが・・・
これ見ると2007年から2014年までは一度も休んでませんからね。
怪我をしないで続けて出場するということはやっぱり凄いことです。
横綱在位場所数
- 幕内在位:82場所
- 横綱在位:63場所(歴代1位)
- 横綱連続出場:722回(歴代1位)
- 横綱出場:876回(歴代1位)
- 横綱皆勤場所:58場所(歴代1位)
- 東横綱在位:46場所(歴代1位)
この他にも歴代1位の記録が多数あり、これぞ大横綱と言われる記録ばかりですよね。
横綱相撲って?
ではまず横綱相撲ってなに?から調べてみました。
大辞林 第3版の解説によると『正面から相手を受け止めて圧倒的な力の差を見せつけて勝つこと』となっています。
色んなスポーツでもこの言葉は使われていますね。
白鵬は、最近横綱らしくないと言われ続けています。
なぜでしょうか??
それは、最近の白鵬は立ち会いで、張り手やかち上げをするからとよく言われています。
正直昔から相撲を見てきた人にとっては、見苦しく移るかもしれません。
でも見方を変えれば、それだけ勝ちにこだわっているということですよね。
僕は勝ちにこだわることが悪いことだとは思いません。
むしろ、今の若い力士こそ、勝ちにこだわる姿勢みたいなものが必要なのではないかと、勝手に思っています。
そもそも白鵬って最初からそういう技を使っていたの?
相撲のニュースが最近多くて、興味が出て見始めた人もいると思いますので、言っておきますと、決してそうではありません。
元々白鵬は、横綱になる前は、相手によって立ち会いの踏み込み足を変えたり、変化をつけたり、張り手をする相撲を取っていたと言います。
それがいつからか、そういう相撲を一切せず一般的な『横綱相撲』を取った時期があったと言います。
その時期は、立ち会いの踏み込み足を常に一つに定めたり、張り手も封印したりしていたと言います。
それは、大横綱『大鵬』の教えであり、白鵬が横綱の理想と言っていた、大横綱『双葉山』のような横綱になりたいと、近づきたいと思い続けていたからだそうです。
実際そのような横綱相撲を一番取っていたと言われる時期は、調べてみると恐らく2009年くらいから2012年くらいかと思われます。この2009年から2011年は最も白鵬が優勝をした時期です。(17場所中12場所優勝)
それが、2012年に年間2回しか優勝出来ていません。
きっとその頃から、身体の衰えを感じ始めていたのではないでしょうか?
その後2013年に大鵬さんが亡くなられ、意見する人がいなくなったことも要因と言われているようですね。
それでも2013年から2015年まで18場所中12回優勝しています。
これは相撲を変えたからとか、そういう次元の話ではないのでは?と思ってしまいます。
もちろん変化の数は増えたのでしょうが、良く言えば、今まで下が育っていなかったが、段々と白鵬に追いつけ追い越せと下の力士が頑張ってきたことが一番の要因ではないでしょうか?
それでも白鵬は下から上がってくる力士の追随を許さず、記録を更新し続けています。
白鵬もまだ見ぬ次代の横綱にこの自分を超えてほしいと願って、頂点で待ち続けているのではないでしょうか?
それが外から見て、汚いように見えたとしても・・・
もちろん勝ちにこだわるのは他にも理由があるようです。
なぜ勝ちにこだわるようになったのか?
前述したように、身体の衰えがあり、自分の目指していた横綱相撲が取れなくなってきたというのは、もちろんあるのだと思います。
しかし、今回色々見た中で、恐らく勝ちにこだわるようになった一番の理由は・・・
白鵬の国籍問題にあるみたいですね。
白鵬はモンゴル出身の力士です。
白鵬が日本国籍を有しているのであれば、引退後も相撲界に残り、自分の名前の部屋を持ち、後進の育成に努めることが出来ます。
本来であれば・・・
しかしモンゴル国籍しか有していない白鵬に、親方になる道はありません。
なので、『引退する』イコール『相撲界との縁を切る』ということになるようです。
白鵬は引退しても相撲界に残りたいとずっと考えていたみたいなので、その道が開けるまで、引退は出来ないと考えているのではないでしょうか?
なので負けるわけにはいかない。でも身体の衰えを感じているため、このままだと勝てなくなってしまう。そういう思いの中、勝つためにどうするかということを追求した結果今の相撲になってるのでは?という意見が多かったです。
では日本にいる期間長いんだし、日本国籍を取得したら?と思う方もいると思います。
しかしそれは簡単にはいかないようです。
白鵬の父親は、モンゴルの国民的英雄?と呼ばれている人らしく、さらに、モンゴルでは、次男が家督を次ぐ習慣があるみたいです。
まあ白鵬は元々モンゴル国籍のまま親方になりたいと言っていたみたいなので、モンゴル国籍のまま親方になる道はないものかと色々模索はしたようです。
しかし、親方になるためには日本国籍を取るしか道はなかったようです。
今、白鵬が日本国籍のことをどう考えているのかはわかりませんが、
これだけ強い横綱ですから、是非日本国籍を取って、後進の育成にあたってほしいと思うばかりです・・・
上にあがった人が必ず有能な親方になれるとは思いませんが、これだけの成績を残した人を、辞めたらさようならというのは、相撲界にとってマイナスでしかないような気がします。
入門する力士も、親方の成績を超えるために頑張ろうとすると思いますしね。
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張り手やかち上げについて
今度は、よく取り上げられている、張り手やかち上げについてです。
張り手は『平手を横に振って相手の顔や首の側面を叩く技』です。
張り手はよく見るかんじかと思います。突っ張りの応酬になったりしている時になる場合もあるし、立ち会いの一瞬の間に繰り出す場合もあるようです。一発当てるだけで相手を倒してしまう場合もあるので、威力は絶大みたいですね。
ただ顔や首に手を出すので、すかされると、体勢が浮くばかりでなく脇も開くため、一気に不利になる場合もあるので、諸刃の剣な感じの技ですね。
かち上げは『前腕をカギの手のように曲げて、胸に構えた体勢から相手の胸をめがけてぶちかます』です。
この技は、相手の身体を起こしたり、相手をぐらつかせること、相手を後退させることを目的として使うようです。本質的には突き押しの技術だそうです。
過去の横綱では、北の湖や朝青龍が得意としていたみたいです。ただ朝青龍や白鵬のかち上げや近年見られるかち上げは首元に入ることが多く、それがエルボーのような形になるということで批判が出ることが多いようです。
両方とも禁じ手ではないので、使っても何ら問題はないはずなのですが・・・
どうも小手先の技と見られるようなので、横綱が使うのは好ましくないとされているようです。
ただやはり胸のあたりにかち上げをする場合と首元にかち上げをするのは、倫理的にも見た目も良くないですよね。まして力士のエルボーなんて凶器ですよね。なので首元に入れるのはさすがに止めていただきたいです。
相撲の禁じ手って?
ちなみに相撲の禁じ手は8つあるようです。
- 握り拳で殴る
- 頭髪を故意につかむ:マゲに関しては偶然でも反則とされるようです。
- 目やみぞおち等の急所を突く:突っ張りの時に目に手が入ってしまう所の判断は難しいようです。
- 両耳を同時に両手で張る:耳に張り手をすると鼓膜が破れる恐れがあるからと考えられます。
- 前立褌を掴み、また横から指を入れて引く:力士のT字の廻しのI(縦)の部分のことです。
- のどを掴む:のどを押すのは反則ではないようなので、判断は難しそうです。
- 胸や腹をける
- 指を持って折り返す:相手の指を痛めるようなことはしてはいけないということです。
この8つのようですね。
この辺は力士の力は規格外なので、そりゃどれもやったらアウトでしょって感じですね。笑
相撲のルールって変わらないの?
ここで気になるのは、相撲のルールは変わらないのかという点。
張り手やかち上げで批判を出すくらいなら、かち上げで相手ののど付近に入ったら反則にするとか、少し細かく見ても良いのではないかと思うのですが・・・
調べてましたが、禁じ手が増えたとか、大きなルール改正があったとかいう記事は近年ではありませんでした。
明治から大正にかけてほぼ現在の形になり、時代時代で少しは変わってはいるみたいですが、大きくはいないようです。
なので、これだけ色々世間を賑わしているのですから、細かいルールについて今一度検討した方がいいのでは?と思います。
あと、モンゴル力士会は解散?させた方が良いのでは?と思います。あれだけの事件を起こして、怪我人が出て、自分が悪いとはいえ横綱1人引退させて、八百長疑惑も昔からあり・・・
なぜ協会は解散させないのでしょうか?
何か裏で見えない力がはたらいてるのでは?と思わされてしまいます・・・
最後に
いかがでしたか?
何となく自分も相撲って見てはいるけど知らないことがいっぱいありました。
調べていくと今回問題になっていることは、もちろん白鵬にも悪い所は多々あるとは思いますが、相撲界全体の悪しき習慣みたいなものが問題の根底にある気がします。
相撲界の体質的なところやルールなどの改善は、今後検討されるべきかなと感じました。
貴乃花親方はその悪い習慣を変えようと何かしたいのであればもっと発言をしてほしいですね。
昔からの伝統はもちろん大事ですが、現代と合わない部分は少しずつ変えていかないと、また人気がおちていくような気がしてはなりません。
しかし、白鵬の成績には驚かされるばかりでしたね。
日本人力士の方々も白鵬を超えられるように頑張ってほしいものです。
そして、富山出身力士の朝乃山頑張れ!!!!!笑
ご意見ご感想ご要望などあればいつでも連絡ください。
その他の記事も是非ご覧ください。
https://www.tomoki-jikokanrireha.com
最後までお読みいただきありがとうございました。
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