こんにちは。
今回はJリーグで活躍する理学療法士2018年度版を書きたいと思います。
2017年度Jリーグチャンピオンの川崎フロンターレが優勝した次の日に補強第一弾として理学療法士を招聘するニュースがありましたね。
http://www.sanspo.com/soccer/news/20171204/jle17120405020002-n1.html
今年の各チームのメディカルのスタッフ編成はどのようになっているのでしょうか?
2018年度は各チームのトレーナーについても調べてみました。
アカデミーの情報も書いてあるので、子供をJリーグのアカデミーに入れたいと考えている親御さんなんかも、そのクラブがどの程度アカデミーに力を入れているのか知る一つの指標になると思います。
2017年度版はこちらになります。
では早速始めていきます。
今年のJリーグ
昨年と同じように、J1:18チーム、J2:22チーム、J3:17チームで構成されています。
昨年との違いはあるのでしょうか?
今回は前回と違いチームごとのフィジオセラピスト、トレーナーと表記されている方が何人いるか、J1からJ3まで順に紹介したいと思います。
また今回は、アスレチックトレーナーと書いてある方やアスレチックトレーナー資格を保有してある人数もわかる範囲で調べました。
アカデミーも調べていますが、わからないところは?になっています。
この辺は順次わかり次第更新していきたいと思います。
ちなみにフィジカルセラピストと表記しているチームもありますので、こちらは、ページの表記の通りに活きたいと思います。
一般的な解釈としてフィジオセラピスト=理学療法士として問題はないと思います。
どれくらいいるのか?(2018年度)*3月17日現在
J1のチームの構成として多いのは理学療法士(フィジオセラピスト)1人、トレーナー2人〜4人 です。それにコンディショニングコーチという役職の方が1人 いるチームもありますね。だいたいどのチームもメディカルスタッフが4人から5人といった所です。アカデミーも入れるとどのチームも後1人〜2人増えてくきます。
J2のチームはトレーナーが2人〜4人のチームが多いです。何チームか理学療法士が入ってるチームがありますが、J1に比べると少なくなっています。
J3のトップチームになると、トレーナーが1〜2人の所がほとんどです。
人数に関してはチームの規模の大きさ等の問題もありますが、J3のチームでもたくさんいるチームもありますので、クラブの運営者の理解の部分も大きいのかなと思います。
J1でもJ2でもJ3でもメディカルスタッフが多いチームは、こちらの印象として選手を大事にしているのかな?とかって印象は持てますよね。
アカデミーはおおよそ1人〜2人のところが多いと思います。こちらに関しても選手のケアがしっかりしている所は人数が確保されている印象があります。Jリーグの下部組織に入りたいと考えている方はメディカルの部分も参考にしていただけると良いですね。
もちろん公式で発表されていない非常勤の方やボランティアスタッフもいらっしゃるようなので、必ずしも発表されているものが全てではありませんので、その辺はご理解ください。
では各チームの数を見ていきましょう。
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J1
コンサドレーレ札幌
- トップチーム
- フィジカルセラピスト:1人(国籍:ブラジル)
- トレーナー:3人
- アカデミー
- トレーナー:1人
ベガルタ仙台
- トップチーム
- フィジオセラピスト:1人(AT保有)
- トレーナー:3人(3人とも鍼灸師保有)
- アカデミー
- フィジオセラピスト(AT保有)
鹿島アントラーズ
- トップチーム
- フィジオセラピスト:2人(1人はブラジル国籍)
- トレーナー:3人(1人はアスレティックトレーナー表記)
- アカデミー
- ユース:トレーナー1人
- ジュニアユース:鹿島・ノルテ・つくばの3チームでトレーナー兼コーチが2人
浦和レッズ
- トップチーム
- 発表無し
- アカデミー
- ユース:アスレティックトレーナー1人
- ジュニアユース:トレーナー1人
- ジュニア:トレーナー1人
柏レイソル
- トップチーム
- メディカル:4人
- アカデミー
- U-12〜U-18全体で2人(1人はアスレティックトレーナー)
FC東京
- トップチーム
- フィジオセラピスト:1人
- トレーナー:3人
- コンディショニングアドバイザー:1人
- アカデミー
- U-18トレーナー:1人(鍼灸師)
- U-15深川トレーナー:1人(理学療法士)
- U-15むさしトレーナー:1人(AT)
川崎フロンターレ
- トップチーム
- 理学療法士:1人
- アスレティックトレーナー:3人
- トレーナー:1人
- アカデミー
- U-18トレーナー:1人(AT)
- U-15トレーナー:1人(AT)
横浜Fマリノス
- トップチーム
- トレーナー:2人
- コンディショニングコーチ:1人
- ヒューマンパフォーマンスダイレクター:1人
- アカデミー
- 育成トレーナー:2人
湘南ベルマーレ
- トップチーム
- 理学療法士:1人
- アスレティックトレーナー:2人
- アカデミー
- アスレティックトレーナー:2人
清水エスパルス
- トップチーム
- 理学療法士:2人(1人は日系ブラジル人)
- トレーナー:2人
- アスレティックトレーナー:1人
- コンディショニングコーチ:1人
- アカデミー
- アスリート育成コンディショニングコーチ:2人(2人とも理学療法士保有、1人はAT保有)
- トレーナー:1人
ジュビロ磐田
- トップチーム
- 理学療法士:1人
- アスレティックトレーナー:3人
- アカデミー
- 育成トレーナー:1人
名古屋グランパス
- トップチーム
- 理学療法士:2人
- アスレチックトレーナー:3人
- アカデミー
- アスレティックトレーナー:2人(1人TOP兼任)
ガンバ大阪
- トップチーム
- トレーナー:4人
- アカデミー
- ユーストレーナー:1人
- ジュニアユーストレーナー:1人
- ジュニアトレーナー:3チームで3人
セレッソ大阪
- トップチーム
- フィジオセラピスト:1人
- トレーナー:3人
- アカデミー
- フィジオセラピスト:1人
- トレーナー:7人(U-12,15,18,レディース全て含めて)
ヴィッセル神戸
- トップチーム
- コンディショニングコーチ:1人
- トレーナー:4人
- アカデミー
- U-18トレーナー:1人
サンフレッチェ広島
- トップチーム
- トレーナー:6人
- アカデミー
- 発表無し
サガン鳥栖
- トップチーム
- アスレティックトレーナー:1人
- トレーナー:2人
- アカデミー
- トレーナー:1人
V・ ファーレン長崎
- トップチーム
- トレーナー:3人
- アカデミー
- トレーナー:1人
J1まとめ
J1チームはこれですべて発表されましたね。
浦和のトップチームでトレーナーで名前が載っている人がいないのは驚きでしたが・・・
今の所フィジオセラピストもしくは理学療法士で登録されているのは、トップチーム13人、アカデミーでは5人です。
すべてトレーナー表記してあるチームや、トレーナー表記のみのチームもあるのでもしかしたらもう少し理学療法士の方はいるかもしれません。
アスレティックトレーナー(トレーナー・マッサー、コンディショニングコーチ 含む)は、トップチームで61人、アカデミーで36人です。
トップチームに関してはどのチームもしっかり人数が確保されている印象があります。
アカデミーに関しては少しチームによってばらつきがあるような印象があります。
今の所発表されている中でしっかりとした体勢がしかれていると思うのは・・・
鹿島、浦和、FC東京、清水、G大阪が今の所発表されている中ではしっかりしているでしょうか。
では次にJ2にいってみましょう。
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J2
モンテディオ山形
- トップチーム
- トレーナー:3人
- アカデミー
- アカデミーフィジカルコーチ:1人
水戸ホーリーホック
- トップチーム
- トレーナー:2人
- コンディショニングコーチ:1人
- アカデミー
- トレーナー:1人(ユース・ジュニアユース兼任)
栃木SC
- トップチーム
- トレーナー:3人
- アカデミー
- トレーナー:1人(コーチ兼)
大宮アルディージャ
- トップチーム
- フィジオセラピスト:1人(アスレティックトレーナー保有)
- トレーナー:3人
- アカデミー
- 育成トレーナー:3人
ジェフ千葉
- トップチーム
- フィジオセラピスト:1人
- アスレティックトレーナー:2人
- マッサー:1人
- コンディショニングスタッフ:1人
- アカデミー
- U-18コンディショニングコーチ:1人
- U-18トレーナー:1人
- U-15トレーナー:1人
東京ヴェルディ
- トップチーム
- アスレティックトレーナー:2人
- トレーナー:1人
- アカデミー
- U-18トレーナー:1人
- U-15・U-12トレーナー:1人
町田ゼルビア
- トップチーム
- フィジオセラピスト:2人
- トレーナー2人(1人はアスレティックトレーナー保有)
- アカデミー
- トレーナー:1人
横浜FC
- トップチーム
- トレーナー:4人
- ストレッチトレーナー:1人
- アカデミー
- トレーナー:1人
- ストレングス担当:1人
ヴァンフォーレ甲府
- トップチーム
- フィジオセラピスト:1人(ブラジル国籍)
- トレーナー:3人
- アスレティックトレーナー(非常勤):1人
- アカデミー
- トレーナー:1人
松本山雅
- トップチーム
- フィジオセラピスト:1人
- トレーナー:2人
- アカデミー
- アスレティックトレーナー:1人
アルビレックス新潟
- トップチーム
- トレーナー:4人
- アカデミー
- フィジオセラピスト:1人
ツェーゲン金沢
- トップチーム
- トレーナー:3人
- アカデミー
- なし
FC岐阜
- トップチーム
- トレーナー:4人
- アカデミー
- ???
京都サンガFC
- トップチーム
- トレーナー:4人
- アカデミー
- アスレティックトレーナー:1人
ファジアーノ岡山
- トップチーム
- トレーナー:3人
- アカデミー
- トレーナー:2人
レノファ山口
- トップチーム
- フィジオセラピスト:1人
- トレーナー:2人
- アカデミー
- 発表なし
カマタマーレ讃岐
- トップチーム
- アスレティックトレーナー:1人
- トレーナー:1人
- アカデミー
- ???
徳島ヴォルティス
- トップチーム
- リハビリテーションフィットネスコーチ:1人
- トレーナー:3人
- マッサー:1人
- アカデミー
- ユースコンディショニングコーチ:1人(アスレティックトレーナー保有)
- ジュニアユーストレーナー:1人
愛媛FC
- トップチーム
- トレーナー:3人
- アカデミー
- フィジカルコンディショニングコーチ:2人
アビスパ福岡
- トップチーム
- アスレティックトレーナー:1人
- トレーナー:2人
- アカデミー
- コンディショニングコーチ:1人(アスレティックトレーナー保有)
ロアッソ熊本
- トップチーム
- トレーナー:3人
- アカデミー
- フィジカルコーチ:1人(アスレティックトレーナー保有)
大分トリニータ
- トップチーム
- トレーナー:3人
- アカデミー
- トレーナー:1人
J2まとめ
そこまでJ1のチームと差はないように感じます。
ただ理学療法士はJ2のチームの方が少ないですね。全体で7人だけでした。
トレーナーは70人いました。
アカデミーは、理学療法士が1人、トレーナーは26人発表されています。
J1に近いチーム(過去にJ1に上がったチーム)は比較的ししっかりとした体勢になっている気がします。
しかし全体でみるとやはりJ1に比べアカデミーのトレーナー体制は弱いと言わざるおえません。
では次にJ3を見てみましょう。
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J3
グルージャ盛岡
- トップチーム
- アスレティックトレーナー:2人
- トレーナー:1人
- アカデミー
- なし
ブラウブリッツ秋田
- トップチーム
- アスレティックトレーナー:2人
- アカデミー
- トレーナー:1人
福島ユナイテッドFC
- トップチーム
- アスレティックトレーナー:2人
- アカデミー
- なし
ザスパクサツ群馬
- トップチーム
- トレーナー:3人(うち理学療法士1人)
- アカデミー
- なし
Y.S.C.C.横浜
- トップチーム
- フィジオセラピスト:1人
- トレーナー管理:1人
- チーフトレーナー:1人
- アスレティックトレーナー:2人
- マッサー:1人
- コンディショニングスタッフ:1人
- アカデミー
- なし
SC相模原
- トップチーム
- トレーナー:1人
- テクニカルトレーナー:1人
- アカデミー
- 発表無し
AC長野パルセイロ
- トップチーム
- トレーナー:2人(1人アスレティックトレーナー保有)
- アカデミー
- なし
カターレ富山
- トップチーム
- トレーナー:2人(1人アスレティックトレーナー保有)
- アカデミー
- トレーナー:1人
藤枝MYFC
- トップチーム
- トレーナー:1人
- アカデミーはまだ発足していない
アスルクラロ沼津
- トップチーム
- トレーナー:2人
- アカデミー
- ???
ガイナーレ鳥取
- トップチーム
- トレーナー:2人
- アカデミー
- なし
ギラヴァンツ北九州
- トップチーム
- 発表無し
- アカデミー
- ???
鹿児島ユナイテッドFC
- トップチーム
- トレーナー:1人
- アカデミー
- トレーナー:1人
FC琉球
- トップチーム
- トレーナー:1人
- アカデミー
- なし
J3まとめ
FC東京、G大阪、C大阪のU-23チームはトップと同じと見なします。
発表されているのはトップチームではトレーナーが全体で28人、理学療法士が2人、アカデミーは、発足していないチームもありますが全体で3人とかなり数が少なくなっています。
J3のチームに関しては,チームが出来てあまり時間がたっていないチームもありますので、何とも言えませんが、今後トップチームを強くしていくことを考えるとアカデミーの充実は必要な部分になってくると思うので、早く体制を整えてほしいですね。
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最後に
いかがでしたか?
今回は各チームの理学療法士、トレーナーをわかる限りでまとめました。
トップチームにメディカルスタッフがいるのは当たり前かもしれません。
しかし、アカデミーのほうにトレーナーなどのメディカルスタッフが充実しているチームはそう多くありません。
もちろん資金面の問題もあると思うので一概にメディカルの数=選手を大事にしている。ということにはならないかもしれませんが、そのチームがアカデミーにどれくらい比重を置いているかわかる指標かもしれません。
なのでお子さんをどこかのチームに入れたいと考えている親御さんなどはこういうメディカル部門の体制も参考にされるといいかもしれません。
まだまだ理学療法士がチームに入ってる割合は少ないですが、海外スペインリーグのFCバルセロナは非常勤も合わせて理学療法士が7人いると記事を見たことがあります。もちろん資金等の規模は全く違いますが、日本のチームも理学療法士を重宝されるようにしていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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