こんにちは。
今回はJリーグで活躍する理学療法士・トレーナー2020年版を紹介したいと思います。
昨シーズンのJ1リーグは横浜・F・マリノスが優勝しましたね。
今シーズンはACLに出場するヴィッセル神戸やFC東京を始め、優勝を狙えるであろうチームがいくつかあり、昨年以上の混戦が予想されています。
その中でメディカル部門の充実は、シーズンを戦う上で非常に重要な部分を占めています。
今シーズンも各チームがどのような陣容になっているか紹介していこうと思います。
今年はJ1、J2、J3で分けてみていきます。
このページではJ1チームを紹介したいと思います。
興味ある方は是非ご覧ください。
過去のまとめはこちらになります。
2017年度版
2018年度版
2019年版
では2020年度のJ1リーグの理学療法士・トレーナー情報の紹介を始めていきたいと思います。
画像の引用元はこちらになります。
Carlos CasadoによるPixabayからの画像
目次
- 1 今年のJリーグ
- 2 どれくらいいるのか?(2020年度)*2月18日現在
- 3 J1チームメディカルスタッフ
- 3.1 コンサドレーレ札幌(2019シーズン10位)
- 3.2 ベガルタ仙台(2019シーズン11位)
- 3.3 鹿島アントラーズ(2019シーズン3位)
- 3.4 浦和レッズ(2019シーズン14位)
- 3.5 柏レイソル(2019シーズンJ2 1位 昇格)
- 3.6 FC東京(2019シーズン2位)
- 3.7 川崎フロンターレ(2019シーズン4位)
- 3.8 横浜Fマリノス(2019シーズン1位)
- 3.9 湘南ベルマーレ(2019シーズン16位)
- 3.10 横浜FC(2019シーズンJ2 2位昇格)
- 3.11 清水エスパルス(2019シーズン12位)
- 3.12 名古屋グランパス(2019シーズン13位)
- 3.13 ガンバ大阪(2019シーズン7位)
- 3.14 セレッソ大阪(2019シーズン5位)
- 3.15 ヴィッセル神戸(2019シーズン8位)
- 3.16 サンフレッチェ広島(2019シーズン6位)
- 3.17 サガン鳥栖(2019シーズン15位)
- 3.18 大分トリニータ(2019シーズン9位)
- 4 J1まとめ
- 5 最後に
今年のJリーグ
J1:18チーム
J2:22チーム
J3:18チーム
昨年と同じチーム数の戦いになります。
2020シーズンはまだ導入されていませんが、2021年からはホームグロウン制度という自クラブで育成した選手をチームに入れるという制度がJ2、J3でも適用されます。
若手育成もしっかりしていかなければいけないので、その点も注目ですよ。
以下に簡単に紹介しているので、併せてご覧ください。
ではJ1から順にチームごとに紹介していきたいと思います。
どれくらいいるのか?(2020年度)*2月18日現在
平均してメディカルスタッフが4~5人のチームが多くなっています。
理学療法士は少し増えているでしょうか?
昨年もそうでしたが、ヴィッセル神戸と浦和レッズはメディカルの人員が明かされていないのでわかりません。
ただ両クラブともしっかりとした体制で戦っていると思います。
昨年セレッソがU-23部門に専属トレーナーをつけていましたが、2020シーズンはガンバもU-23に1人人員を配置しました。
アカデミーはまだ発表されていない所も多いので、発表され次第アップしたいと思います。
昨年までの傾向だとアカデミーはおおよそ1人〜2人のところが多いと思います。こちらに関しても選手のケアがしっかりしている所は人数が確保されている印象があります。
また近年しっかり成績を残しているアカデミーはフィジオセラピストが入ってたりトレーナーが充実しているところが多いと思います。
Jリーグの下部組織に入りたいと考えている方はメディカルの部分も参考にしていただけると良いと思います。
もちろん公式で発表されていない非常勤の方やボランティアスタッフもいらっしゃるようなので、必ずしも発表されているものが全てではありませんので、その辺はご理解ください。
では各チームの数を見ていきましょう。
J1チームメディカルスタッフ
コンサドレーレ札幌(2019シーズン10位)
- トップチーム
- フィジオセラピスト:1人(国籍:ブラジル)➡1人
- トレーナー:3人➡3人(アスレティックトレーナー表記1人、トレーナー表記1人)
- アカデミー
- トレーナー:1人➡1人(全カテゴリーのフィジカルコーチ・トレーナー兼任)
トップチーム、アカデミーともには2018シーズンから陣容は変わりありません。
ベガルタ仙台(2019シーズン11位)
- トップチーム
- アスレティックトレーナー:1人➡1人
- トレーナー:3人➡3人(鍼灸師3人)
- アカデミー
- アカデミートレーナー:2人➡2人(専任1人(柔道整復師)、派遣1人(日体協AT))
トップ、アカデミーともに昨年と同じメディカル体制となっています。
鹿島アントラーズ(2019シーズン3位)
- トップチーム
- フィジオセラピスト:3人(1人はブラジル国籍)➡2人(新任)
- トレーナー:3人➡3人(昨年と同様)(アスレティックトレーナー2人、トレーナー1人)
- ストレングスコーチ(新設):1人
- アカデミー
- ユース:トレーナー1人➡1人
- ジュニアユース:
- 鹿島・・・2人➡1人
- ノルテ・・・1人➡1人
- つくば・・・1人➡1人
昨年まで何シーズンも続いていたブラジル人フィジオセラピストがいなくなり新任フィジオセラピストが2人入りました。
またストレングスコーチという役職も増えましたね。
メディカル部門は、フィジカルコーチ含めて一新されましたね。
アカデミーは1人減って各チーム1人体制となっています。
浦和レッズ(2019シーズン14位)
- トップチーム
- コンディショニングコーディネーター:1人➡???
- アカデミー
- ユース:トレーナー1人➡1人
- ジュニアユース:トレーナー1人➡1人
- ジュニア:トレーナー1人➡1人
今の所メディカル部門の発表はありません。
アカデミーの方はユース、ジュニアユース、ジュニアと毎年1人の人員配置がされています。
浦和はジュニアにも1人配置されているのがポイントですね。
柏レイソル(2019シーズンJ2 1位 昇格)
- トップチーム
- メディカル:4人➡4人(1人新任)
- アカデミー
- U-12〜U-18全体で2人➡2人
メディカルスタッフは、2019シーズンと同様になっています。
FC東京(2019シーズン2位)
- トップチーム
- フィジオセラピスト:1人➡1人
- アスレティックトレーナー:2人➡2人
- マッサー:1人➡1人(鍼灸師)
- コンディショニングアドバイザー:1人➡コンディショニングコーチ:1人
- アカデミー
- U-18トレーナー:1人(鍼灸師)➡1人(鍼灸師)
- U-15深川トレーナー:1人(理学療法士)➡1人(理学療法士)
- U-15むさしトレーナー:1人(AT)➡1人(新任)(鍼灸師、理学療法士)
トップチームの編成は2019年と同じでした。
アカデミーはU-15むさしのトレーナーが変わりました。
人数の体勢は同じですね。
川崎フロンターレ(2019シーズン4位)
- トップチーム
- 理学療法士:2人➡2人(2人ともAT保有、1人は鍼灸あんまの資格も保有)
- アスレティックトレーナー:2人➡1人(AT+鍼灸あんまの資格保有)
- トレーナー:1人➡2人(2人新任)(2人ともAT、鍼灸あんまの資格保有)
- アカデミー
- U-18トレーナー:1人➡1人(AT、柔道整復師の資格保有)
- U-15トレーナー:1人➡1人(新任)(AT、鍼灸あんま資格保有)
体制は2019年シーズンと同様になっています。
人は少し入れ替わりましたが、役職は同様になっています。
横浜Fマリノス(2019シーズン1位)
- トップチーム
- トレーナー:2人➡3人
- コンディショニングコーチ:1人➡1人
- ヒューマンパフォーマンスダイレクター:1人➡1人
- アカデミー
- ユース:1人➡1人
- ジュニアユース、ジュニア兼任:1人➡1人
ACLを戦うに当たってトレーナーが1人増えています。
過密日程にどのように対応していくかがカギになりそうです。
湘南ベルマーレ(2019シーズン16位)
- トップチーム
- 理学療法士:1人➡1人
- アスレティックトレーナー:3人➡3人(2人新任)
- パフォーマンスアップトレーナー:2人➡0人
- コンディショニングコーチ0人➡1人(新任)
- アカデミー
- メディカルコーディネーター(新設):1人
- U-18:1人(ATC)➜1人
- U-15:2人(2人とも日体協AT、1人は鍼灸師資格保有)➜2人(昨シーズンと同じ)
2020シーズンは、パフォーマンスアップトレーナーを廃止し、コンディショニングコーチを採用しています。
アカデミーは、ほぼ同じですが、メディカルコーディネーターという職種の方が増えていました。
どのような役割を果たすかはわかりませんが、重要な役割を果たすかもしれません。
横浜FC(2019シーズンJ2 2位昇格)
- トップチーム
- トレーナー:5人➡5人
- アカデミー
- トレーナー:1人➡1人
- ストレングス担当:1人➡1人
昨シーズンと体制は同じになっています。
久しぶりのJ1の舞台。メディカルの充実は残留に向けて重要な要素になってきます。
清水エスパルス(2019シーズン12位)
- トップチーム
- 理学療法士:2人(1人は日系ブラジル人)➡2人(日本人は新任)
- トレーナー:3人➡3人
- コンディショニングコーチ:1人➡0人
- アスレティックアドバイザー:1人(新設)
- アカデミー
- アスリート育成コンディショニングコーチ:2人(2人とも理学療法士保有、1人はAT保有)➡フィジカルコンディショニングコーチ2人
- トレーナー:1人➡1人
ほぼ同じ陣容になっています。
アカデミーのトレーナーの充実度では国内屈指だと思います。
名古屋グランパス(2019シーズン13位)
- トップチーム
- メディカルインテグレーションマネージャー:1人➡1人
- 理学療法士:1人➡2人
- アスレチックトレーナー:3人➡3人
- アカデミー
- アスレティックトレーナー:2人➡2人(1人新任)
2020シーズンは理学療法士が1人増え、昨年よりもサポート体制が強化されています。
この強化がどのような効果を発揮するかはシーズンが始まってのお楽しみですね。
ガンバ大阪(2019シーズン7位)
- トップチーム
- トレーナー:4人➡3人
- U-23チーム
- トレーナー(新設):1人
- アカデミー
- ユーストレーナー:1人➡???
- ジュニアユーストレーナー:2人➡1人
- ジュニアトレーナー:5チームで4人➡5人
トップとされていたトレーナーが1人減り、U-23チームに入るトレーナーが1人増えました。
実質の数は変更ありません。
ユースにトレーナーが入っていなかったのが気になりますが、その他は発表されていました。
人数の増減があったようです。
セレッソ大阪(2019シーズン5位)
- トップチーム
- フィジオセラピスト:1人➡1人(AT、鍼灸あんま資格保有)
- トレーナー:3人➡3人(1人新任)
- U-23チーム
- フィジオセラピスト:1人➡1人(新任)
- トレーナー:1人➡1人(新任)
- アカデミー
- フィジオセラピスト:1人➡1人
- トレーナー:7人(U-12,15,18,レディース全て含めて)➡6人
昨シーズンと同じ人員配置になっています。
アカデミーは1人減りましたが、国内では屈指のメディカル体制です。
U-23とアカデミーはほぼ兼任のような形となっています。
ヴィッセル神戸(2019シーズン8位)
- トップチーム
- コンディショニングコーチ:1人➡1人(新任)
- トレーナー:???➜???
- アカデミー
- U-18トレーナー:1人➡1人
- U-18メンタルトレーナー:1人(新設)
- U-15トレーナー:2人➡2人
ヴィセル神戸のメディカル体制は今の所昨年と同様不明です。
アカデミーはメンタルトレーナーが入りましたが、その他は2019シーズンと同様になっています。
サンフレッチェ広島(2019シーズン6位)
- トップチーム
- メディカルアドバイザー:1人(PT資格保有)➜1人
- トレーナー:4人➡5人
- フィジオセラピスト2人➡1人
- アカデミー
- U-18:1人
- U-15:1人
昨シーズンと比べフィジオセラピストの人員が減っています。
個人的にはまだ恩師が在籍しているので、頑張ってほしいですね。
サガン鳥栖(2019シーズン15位)
- トップチーム
- トレーナー:3人➡2人
- コンディショニングコーチ:1人➡0人
- アカデミー
- トレーナー:1人➡2人
トップチームは現時点で昨年から1人減って2人になっています。
アカデミーの方も2人体制となっています。
J1チームの中で、メディカルスタッフは最も小さい規模になっています。
大分トリニータ(2019シーズン9位)
- トップチーム
- トレーナー:4人➡4人(1人新任)
- アカデミー
- トレーナー:1人➡1人
トップチームは、昨年と同様の人員になっています。
アカデミーは1人体制で2019シーズンと同じとなっています。
J1まとめ
トップチームはだいたいは発表されましたね。。
今の所フィジオセラピストもしくは理学療法士で登録されているのは、トップチーム16人(未発表が2チーム(浦和、神戸)あります)。
すべてトレーナー表記してあるチームや、トレーナー表記のみのチームもあるのでもしかしたらもう少し理学療法士の方はいるかもしれません。
アスレティックトレーナー(トレーナー・マッサー、コンディショニングコーチ 含む)は、現時点でトップチームで64人でした。
これは2019シーズンと全く同じでした。
トップチームに関してはどのチームもしっかり人数が確保されている印象があります。
アカデミーは45人でした(セレッソのみ未発表)
資格は鍼灸師、柔道整復師、AT、理学療法士と様々な方がいました。
アカデミー全体で何人のチームもいれば、各カテゴリー、各チームごとに1人配置されているチームもあり、アカデミーの体制もチームでそれぞれでした。
トップチームの成績や、チームの資金力も関係しているかもしれません。
怪我人の多さは、シーズンの順位にも左右されるとされているので、メディカルスタッフの手腕も問われるのがプロの世界です。
最後に
いかがでしたか?
だいたいは発表になったかと思います。
J2、J3に関しては後日また出そうと思います。
保有資格は、理学療法士、日体協AT、柔道整復師、鍼灸あんま、CSCS、NASM-PESなど。
怪我人の有無は、シーズンの成績を左右する要素になってくるので、理学療法士、トレーナーの方たちには頑張ってほしいです。
トレーナーJ2、J3編
趣向は変わりますが・・・
注目の若手選手や新人選手も紹介しているので興味ある方は是非こちらもご覧ください。
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期限付き移籍と育成型期限付き移籍の違いについて
最後までお読みいただきありがとうございました。
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