こんにちは。
アスリートのコンディショニングについて少しずつ紹介していこうと思います。
今回は貧血について紹介します。
貧血は、アスリートにとってパフォーマンスを低下させる要因の一つになります。
成長期の子どもの場合、疲労骨折などの怪我の一因になることもあります。
なので、まずは貧血というものがどういうものなのかを紹介しようと思います。
興味ある方は是非ご覧ください。
画像の引用元はこちらになります。
Stephen WoodによるPixabayからの画像
アスリートの貧血とは?
まず貧血ってどんな状態なのでしょうか?
定義:赤血球総量の減少を認める状態、血中のヘモグロビン濃度が基準値以下に低下した状態。のことを言います。
症状:酸素運搬能力減少に基づく、組織の低酸素状態
自覚症状:動悸、息切れ、めまい、胸痛、頭痛、疲れやすいなど
また、世間では急に立ち上がったり、立ち続けることで血圧が低下しめまい・立ちくらみが起きる一過性の起立性低血圧(脳貧血)やそれに加え全身の倦怠感なども起きる慢性の低血圧症を「貧血」と呼ぶこともあるが、低血圧によるものは医学的には貧血とはまったく異なるものと言われています。
こんな感じですね。
その中でアスリートで貧血を疑う時はどんな時なのでしょうか?
- 練習についていけない
- いくら走っても体力がつかない(トレーニングの効果が上がらない)
- 記録が低下する
- 試合の終盤になると極端にパフォーマンスが落ちる
これに当てはまる、心当たりがある人は、スポーツの知識のある医者に相談してみてください。
では、次になぜ貧血になるのか?を説明したいと思います。
なぜ貧血になるのか?
・産生異常:造血機能障害(骨髄、腎臓)・・・要するに血を作る内蔵側の問題
鉄不足(偏食、発汗など)・・・身体の鉄が不足している状態(鉄欠乏貧血)
・出血:病気(特に消化器病:胃潰瘍など)
・吸収傷害:悪性貧血、胃粘膜の破壊、胃の摘出手術、または内分泌障害などの内因子の低下によるビタミンB12の不足
・赤血球の破壊:溶血性貧血
このような場合がほとんどのようですね。
この中でアスリートに多い貧血は、
鉄欠乏性貧血と溶血性貧血です。
ではこの2つについて説明したいと思います。
鉄欠乏貧血について
これは要するに身体の中の栄養素である鉄が足りてない状態ですね。
血中のヘモグロビンは体内で酸素と結びつき、体中に酸素を届けます。
そのヘモグロビンを構成するものの中に鉄が存在しています。
したがって鉄の存在がなければ、ヘモグロビンが酸素と結びついて、身体に酸素を送り届ける事が出来なくなってしまいます。
なので鉄の存在は、身体に酸素を送るためには必要不可欠なものなのです。
ちなみに鉄欠乏性貧血は女性に多いと言われています。
ちなみに鉄喪失の病気がなければ、一般的に健康男子の一日の鉄喪失量は約1mgと言われています。
月経を伴う女性の一日の鉄喪失量は約1.5mgです。
健康的な食事による鉄摂取量は、一日20mgなのですが、その中で身体に吸収される量は1mgと言われています。
という事は、女性は、鉄吸収と排泄のバランスが負になりやすいということになります。
では、どのように摂取するのが良いのか?
食事では、ほうれん草等の青い野菜、豆製品、豚・鳥のレバー、アサリなどに多く含まれています。
鉄分の吸収を良くするには、ビタミンCを多く取ると良いです。逆にコーヒーや紅茶などに含まれるタンニンじゃ鉄分の吸収を阻害するといわれています。
鉄分が食事から十分に取れない場合は鉄のサプリメントや医者で鉄剤をを出してもらう事をお勧めします。
以前全然走れなかった選手が鉄剤の服用により、しっかり走れるようになった事例もあったので、少し気になる方は、一度スポーツに関係している内科医に相談してみてください。
溶血性貧血について
これは赤血球が何らかの要因で壊れることによって起こる貧血です。
スポーツが原因の溶血性貧血は、運動をすることによって足の裏に繰り返し衝撃が加わり、血管内で自らの赤血球を数多く踏み潰してしまい、赤血球が壊れることによって生じます。
スポーツが原因で生じる溶血性貧血は、予防をしていくしかないようです。
- 走り方のチェック:衝撃が大きい走り方じゃないか?
- ソフトな地面で走るようにする
- クッション性の良いシューズを履く
- 体重が重い場合は、減量する
このような形の予防になります。
最後に
いかがでしたか?
今回はスポーツ選手に起こりやすい貧血について紹介しました。
貧血の心当たりある方は、悩まず医者や周りの人に相談してみてください。
こちらはRG92マルチアクティブローションという新しい選手自身でコンディショニングを行えるものです。
一度見てみてください。
こちらは、RG92を紹介した記事になります。
よろしかったら読んでみてください。
『運動を行う全ての人』『痛みのある全ての人』のための全く新しいコンディショニング・痛みの軽減が出来る方法 ~大分別府温泉で発見された抗炎症作用を持つ温泉藻類®RG92とは~
疲労骨折を防ぐために必要なことも書いてありますので、こちらも併せてご覧ください。
<リハ職・リハビリ学生向け記事>【文献紹介】疲労骨折を防ぐために!!!~女性アスリートが気を付けたい「利用可能エネルギー不足(low energy availability:LEA)」について~
ちょっと最近疲れやすい、疲れが抜けなくてパフォーマンスが上がらないって方はオーバートレーニングかもしれません。
そういうかたはかちらも読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメントを残す