膝の障害に対してどんなエクササイズが効果があると言われているのか?~PFPS、膝蓋腱炎、腸脛靭帯炎に対するエビデンス~




こんにちは。

今回はサッカーではありません。(笑)

でも、少しサッカーしている人にも関係しています。

というかスポーツやている人全員に関係してくることです。

皆さん膝の怪我はされたことがありますか?

膝の怪我って一度なるとなかなか治りませんよね・・・

今回はその中でも、

  • 膝蓋大腿疼痛症候群:patellofemoral pain syndrome(PFPS):
  • 膝蓋腱炎
  • 腸脛靭帯炎

この3つの治療について効果があるとされているものを紹介している文献を紹介しようと思います。

という流れになったのも最近毎日調べた論文をブログに投稿している方がいらっしゃって、ちょっと真似しようかなと思ってやってみました。(笑)

さすがに毎日は出来ません・・・(笑)

 

興味がある方は是非ご覧ください。

 

 

文献について

今回の文献はこちらになります。

  • 越野祐太 他:膝オーバーユース障害に対する保存的治療のエビデンス,日整会誌,92:459-465,2018.

 

  • pub medという英語の論文を探すサイトで論文を抽出して、まとめられた論文です。
  • 条件検索で抽出された論文673編のうち、15編が今回の基準に該当したようです。
  • 膝蓋大腿疼痛症候群が7編、膝蓋靭帯炎が7編、腸脛靭帯炎が1編です。

 

膝蓋大腿疼痛症候群:patellofemoral pain syndrome(PFPS)

 

筋力訓練を行った時の効果

  • 大腿四頭筋訓練による除痛効果を支持するエビデンスが認められた
  • 過重下、非過重下の優劣に関する一貫した結果はなかった
  • 内側広筋への電気刺激、バイオフィードバックの併用効果のエビデンスはない
  • 股関節周囲筋筋力訓練を併用した方が効果が高い

主にはこの4つの事が書かれています。

ただどの保存療法も大腿四頭筋訓練を単独で行うよりも、股関節周囲筋の強化も併用しており、その方が効果が高いとされています。

 

その他の効果

  • 膝蓋骨のテーピング、足部装具の使用で除痛効果が認められた
  • 膝装具に関しては、除痛効果は確認できなかった
  • 注射の効果は、保存療法(筋力訓練など)より認められなかった

 

まとめ

  • 大腿四頭筋の訓練に効果があるが、それだけでは効果が弱く、股関節周囲筋の筋力強化も併用することが望ましい。
  • 膝蓋骨のテーピングや、足部装具により除痛効果が認められた
  • 膝装具に関しては、エビデンスが不足していた。

 

 

膝蓋靭帯炎

筋力訓練の効果

  • 大腿四頭筋の遠心性強化訓練を行う事で症状が改善を認めた
  • バレーボール競技シーズン中に膝蓋靭帯炎症例に行った遠心性強化訓練は、効果が認められなかった

 

PRP注射、物理療法、薬物治療の効果

  • 保存療法が不良だった慢性の膝蓋腱炎に対して、除痛・機能改善は良好だった。
  • 慢性膝蓋腱炎に対しての対外衝撃波は、除痛効果があり、再発率も有意に低下
  • ステロイド注射は除痛効果を認めた

 

まとめ

膝蓋腱炎に対して効果が認められたものは、

  • 大腿四頭筋の遠心性収縮
  • PRP注射
  • 対外衝撃波
  • ステロイド注射

 

腸脛靭帯炎

これに関しては1編のみだったので、以下の通りです。

  • 理学療法に薬物治療(抗炎症薬と鎮痛剤の併用)で改善が認められた
  • 深部横断摩擦マッサージは、理学療法への有意な効果は認められなかった

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

膝のオーバーユース障害に対しての、エビデンスの高い文献はまだ少ないようですね。

おそらく症例検討ならたくさんあるとは思いますが・・・

ただ、この文献からもそうですし、自分の主観的な部分でもそうですが、膝の障害だからといって膝だけ見ていても良くならないということです。

特に、膝であれば、股関節、足関節は最低でも見ていかなかればいけません。

もちろん全身見られれば一番良いですが・・・

 

自分自身でケアする方は、膝周囲はもちろん、股関節周囲の筋トレやストレッチもよく行うようにしてくださいね。

もし宜しければ、これに書かれているのも参考にしてみてください。

ランニングの敵???腸脛靭帯炎とはどんなものか? 〜解説から自己管理方法まで〜

 

腰や股関節の痛みはお尻の筋肉が硬いのかも?簡単に出来るストレッチ〜股関節後面・殿筋編〜

 

他にもストレッチ紹介しているので是非ご覧ください

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 


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