こんにちは。
今回は友人からリクエストがあったので、今ポルトガルリーグで輝きを放っている、中島翔哉(現在はポルトで10番)について書きたいと思います。
きっかけはこれ。
http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20180201-OHT1T50084.html
移籍しなくて正解ですよね。
活躍してるっていってももまだ海外に出て半年。ポルトガル国内ならまだしも他の国移籍して、行った先で試合出られませんってなったら意味ないですもんね。しかもこれからの半年で活躍したら、価値が更に上がることも期待したのでしょう。笑
ちなみに、この選手は、アンダーの世代から将来を期待されていた選手で、オリンピック代表では常にエースとして結果を残してきた彼は、東京ヴェルディ、カターレ富山、FC東京では、目立った活躍・結果を残せませんでした。
その彼が、なぜ今ポルトガルリーグで活躍できているのか?
自分なりの見解を書いてみたので、興味がある人は見てみてください。
画像の引用元はこちらになります。
Reimund BertramsによるPixabayからの画像
目次
中島翔哉について
- 身長:164㎝
- 体重:64kg
- ポジション:MF、FW
- 利き足:右
所属・代表歴
- 2004年 – 2006年 ヴェルディジュニア
- 2007年 – 2009年 東京ヴェルディジュニアユース
- 2010年 – 2012年 東京ヴェルディユース
- U-16日本代表候補
- U-17日本代表 2011年:スロバキアカップ、U-17ワールドカップ
- U-19日本代表 2013年:アルクディア国際ユースサッカートーナメント
- U-21日本代表 2014年:U-22アジアカップ、アジア競技大会
- U-22日本代表 2015年:AFC U-23選手権2016 (予選)
- U-23日本代表 2016年:AFC U-23選手権2016 キリンチャレンジカップ リオデジャネイロオリンピック
- 日本代表候補 2017年:2018 FIFAワールドカップ・アジア3次予選予備登録
完全にエリート街道ひた走ってきた選手ですね。
これまでの成績
2012−2013 東京ヴェルディ:33試合出場6ゴール
2014−2017 FC東京 :51試合出場6ゴール
2014 カターレ富山 :30試合2ゴール
2014−2016 U-21/22/23代表:30試合19ゴール
2016 AFC U-23アジア選手権MVP
2017−2018 ポルティモネンセSC:31試合10ゴール13アシスト
2018-2019 ポルティモネンセSC:14試合5ゴール6アシスト
アル・ドゥハイル(カタール):16試合2ゴール
2019-2020 ポルト:
代表とポルトガルリーグに移籍した後の成績は飛び抜けてますよね。
単純にJリーグの水が合わなかっただけなのか?
チームの戦術?監督?
言い出せばきりがないですが、結果だけを見ればそうとしか言えない結果になってますね。
ちなみにポルティモネンセでは今シーズンから10番を背負うことが決まっています。
その後所属したチームすべてで10番を背負ってます。
プレーの特徴
この選手の特徴としてよく挙げられるのは、パンチ力のあるシュートとドリブルでしょうか。技術もしっかりしており、テクニックが抜群でファーストタッチがかなり上手いです。あのC大阪の清武も『こいつめっちゃ巧いな』と言っていたそうです。
スピードはそれほどではないのですが、ファーストタッチの一瞬で相手を置き去りにしたり、細かい繊細なボールタッチで相手の逆をついたりして左サイドからカットインしてズドン!!みたいなのが彼の一番多いパターンでしょうか。
その他にも運動量豊富で、けっこう守備にも奔走する姿は、オリンピック代表戦でもよく見られていました。
マイナス面でよく言われるのが、ドリブルでボールを持ちすぎて相手に囲まれて取られるというもの。玉離れが悪い。僕自身もこっちのイメージが強くて、あまりイメージは良くない部類の選手でした。
しかし、しっかり活躍してますよね。代表とポルトガルでは・・・
もちろん18歳の2種登録の時にハットトリックしたり、J2の年間ベストゴールに選ばれたものもあったりと光るものは随所に出してはいました。しかし、コンスタントにとはいきませんでした。
では、なぜJリーグでは活躍できなかったのか?
なぜJリーグで輝きを放てなかったか?
この辺は謎でした。オリンピック代表の時も代表戦では活躍するも、所属チームでは活躍できずと言う状態が続いていました。
なぜだこのような状態に陥ったのでしょうか?
おそらく、所属チームの監督の戦術との相性みたいなものが存在していたのではないかと考えられます。
調べてみると、東京ヴェルディ、カターレ富山、FC東京と当時率いていた監督の戦術等を見てみると、かなりの確率で、パスサッカー、つまりポゼッションを高めるサッカーをベースにしているチームが多かったです。
ちなみに、当時の監督は・・・
- 東京ヴェルディ時代:高橋真一郎、三浦泰年
- カターレ富山:安間貴義
- FC東京:マッシモ・フィッカデンティ、城福浩、篠田善之
一応調べてみるとちょっとずつ違いはあるにせよ、何となくパスを繋ぐのがベースのサッカーをしてますね。
対してU-23オリンピック代表を率いた手倉森監督の基本戦術は、堅守をベースにして、速攻をしかけるリアクションサッカーでした。
Jリーグでは、ポゼッション志向の監督ばかりのチームでプレーしており、彼がドリブルを仕掛けるためのスペースがほとんどなかったことや、相手の体勢が整った状態でのドリブル突破ばかりになっていたのではないでしょうか?しかも相手からしたら巧いのがわかっているので、ボールをもったらすぐ囲まれていたのではないでしょうか?
特にカターレ富山時代はそうだったのではないでしょうか?1人だけレベルが浮いており、相手に常にマークされるような状態。さらに相性の悪いポゼッションサッカー志向の監督。
これが中島翔哉がJリーグでは活躍できなかった理由だと思われます。
・・・
と思っていましたが、安間監督は、中島にはかなり自由を与えていたようですね。
ドリブルを仕掛けなさいと・・・
富山に来たときは、ドリブルを仕掛けるのが魅力な彼の姿がなかったという話を聞きました。
ある意味中島がドリブルという武器を取り戻したのは、安間監督のいるカターレに来たことが一つのきっかけだったのかもしれません。
まあその代償と言っては何ですが、その監督の元J3に落ちたチームは現在もJ3をさまよっていることは、関係があるのかないのか・・・(笑)
じゃあ適応できなかった中島が悪いというような感じになりそうですが、まあそれを言ってしまうと元も子もなくなってしまうので今はそれはなしにしましょう。笑
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ポルトガルリーグのポルティモネンセSCで活躍できた理由
ではこれはなぜでしょうか?
これはポルトガルリーグ自体の特徴によるところが大きいと思います。
ポルトガルのリーグは、とにかくドリブラーが多い所らしいです。サイドのアタッカーがどんどん仕掛けるのが、かなり見所みたいですね。
3トップで仕掛けるスタイルのチームが多く、更にブラジル人が多くテクニックに秀でた選手が多く、サポーターもそういうサッカーを期待しており、1対1で仕掛けることは、当たり前のようなリーグのようです。
リーグの特徴からも中島翔哉が活きそうな感じがしますよね。
ポルトで苦しんでいる理由
現ポルト監督の戦術と中島翔哉のプレースタイルがマッチしていないという点が一番かなと思います。
監督のセルジオ・コンセイソンは、フィジカルの高い選手を好む傾向にあるようです。
そして守備の部分での要求も大きく、守備に難のある中島翔哉からすると少し不利な状況であることに間違いありません。
ポルティモネンセSCやアルドゥハイルでは、その圧倒的な攻撃力のお陰か、守備面は優遇されていたのでしょう。
しかし、ポルトのようなビッククラブでは技術の高い選手が揃っていますから、どうしても守備も出来ないと使いづらいのでしょう。
なので、現状を変えるためには、守備の部分を改善するか、攻撃面で圧倒的な部分を出していくしかないでしょう。
ということはやはり攻撃面で違いを生み出してほしいですね。
ポルトガルから他リーグへ移籍した有名選手
ちなみにポルトガルリーグから移籍した有名選手は・・・
- クリスティアーノロナウド
- ナニ
- フッキ
- ファルカオ
- ディマリア
- カゼミーロ
- ハメスロドリゲス
- チアゴシウバ
- ルイスフィーゴ
- ジエゴコスタ
もっとたくさんの有名アタッカーやドリブラーはいましたが、一番皆さん知ってそうな所だとこんな感じですね。
今後中島翔哉が移籍するなら?
では今後移籍するなら、どこの国が良いのか考えてみました。
恐らく、同じ3トップのチームが多く仕掛ける選手が多いオランダリーグや、タイプは違いますが、同じドリブラーの乾が活躍しているスペインリーグも攻撃に魅力のあるチームが多いので活躍できる可能性があると思います。
逆に日本人が多く活躍するドイツは、駄目な気がします。乾も最初ドイツにいましたが、現在のスペインにいる時のような活躍は出来てませんでした。また、ドリブラータイプで言えば宇佐美も2回目のドイツ挑戦ですが、ほとんど活躍できていません。(昨シーズンは2部で活躍しました。今シーズンは1部の舞台どうなるでしょうか?)
またイングランドやフランスはけっこうフィジカル的な要素が強かったり、イタリアはガチガチな戦術要素が強いリーグなのでうまくいかないような感じがします。
なので移籍するなら、同じポルトガル国内か、オランダ、スペイン辺りが良い気がしますね。
是非スペインに移籍して活躍してほしいですね。
と思っていましたが、カタールとまさかの移籍先になってしまいました。
ただ、中島自身が自分で移籍を決めたわけですし、カタールは先のアジアカップで日本を破りましたし、カタールの最新技術を、取り入れてきてほしいですね。
そしてポルトガルに戻ってきました。
名門ポルトで10番を背負うことが決まっています。
どんな活躍を見せてくれるのか?
最後に
いかがでしたか?
なんとなくリクエストに応えてみましたが、調べてみたら、その選手の特徴や監督との相性等色々な要素が組合わさっている部分があるんだなということがわかりました。
もちろん元々能力のある選手なので、宇佐美同様、どんな環境下でも活躍できるようにしていってほしいですね。
日本になかなかいないタイプの選手なので余計期待してしまいます。
今後の中島翔哉選手の活躍に期待しましょう。
もしよろしかったらその他の記事も見てみてください
https://www.tomoki-jikokanrireha.com/category/サッカー/
最後までお読みいただきありがとうございました。
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